Player - Player (1977)
Player『Player』
Playerのデビュー作『Player』は、1977年に制作され、ロサンゼルスのWestern RecordersとSound Labsで録音されたアルバムだ。プロデュースはDennis LambertとBrian Potter。バンドの中心にはPeter Beckett(歌・ギター)とRonn Moss(ベース)がいて、ここにJ.C. Crowleyらが加わって作品が形になった。
制作背景・エピソード
このアルバムでまず名前が挙がるのは、「Baby Come Back」だ。のちにPeter Beckettが語ったところでは、この曲はメンバー2人がそれぞれ恋人と別れたことがきっかけになって書かれたという。個人的な出来事がそのまま曲の出発点になっている。
録音はWestern RecordersとSound Labsで行われ、アルバムには英語と日本語の両方の歌詞シートが封入されている。日本盤はPhilipsのRJ-7340で、1978年に出た盤。オリジナルの1977年盤とは別に、日本向けの形で出回った一枚になる。
バンドの編成については、作品の核としてPeter BeckettとRonn Mossの名前がはっきりしている。加えて、プロデューサーのDennis LambertとBrian Potterが制作面を担い、デビュー作のかたちを整えた。
時代の文脈
1978年初頭、「Baby Come Back」はBillboard Hot 100で全米1位を記録した。アルバム本体も、そのヒットを受けて売り上げを伸ばしていく。Cash Boxの資料では、1977年11月時点でアルバムがチャート上昇中だったことが確認できる。
Playerは1977年結成のバンドで、デビュー作の段階から注目を集めた。AllMusicは彼らを70年代の一発屋として扱いつつ、鍵盤中心のサウンド、抑えた曲調、なめらかなハーモニーに触れている。Rock Cellar Magazineでも、この作品はAOR寄りの流れの中で語られている。
後世への影響
この作品の中心的な存在は、やはり「Baby Come Back」だ。後年の再発やベスト盤でも繰り返し取り上げられ、Playerの代表曲として定着している。Qobuzは『Player』と翌年の『Danger Zone』の両方がTop 40入りし、ゴールドになった点を挙げている。
Peter Beckett自身は、のちに多くのアーティストへの楽曲提供や映画音楽への参加でも知られるようになるが、Player名義の入口としてはこのデビュー作が起点になる。作品単体というより、「Baby Come Back」を含むアルバムとして記憶されている一枚だ。
トラックリスト
- A1 Come On Out 3:43
- A2 Baby Come Back 4:10
- A3 Goodbye (That's All I Ever Heard) 3:44
- A4 Melanie 3:39
- A5 Every Which Way 3:34
- B1 This Time I'm In It For Love 4:20
- B2 Love Is Where You Find It 4:00
- B3 Movin' Up 2:50
- B4 Cancellation 4:07
- B5 Tryin' To Write A Hit Song 4:36
動画プレイリスト
このアーティストについて
Playerは、ソフトロック、ポップロック、AORを軸に活動したバンドだ。1977年、イギリス出身のPeter Beckettが、前身バンドPaladin解散後にアメリカへ...
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