Alberto Fortis - Fragole Infinite (1982)
Alberto Fortis 1982

Alberto Fortis - Fragole Infinite (1982)

Rock Pop Rock

Alberto Fortis『Fragole Infinite』

アルベルト・フォルティスの『Fragole Infinite』は、1982年にイタリアのPhilipsから出た4作目。ロンドンのAbbey Road Studios、Studio 2と3で録音され、℗ 1982 PolyGram Dischi S.p.a. - Milanoのクレジットが入る。内袋が印刷仕様になっているのも、この盤の特徴として挙げられる。

制作背景・エピソード

制作面では、フォルティス本人に加えてクラウディオ・ファビが編曲とオーケストレーションで関わっている。参加者としてはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、サックスのラファエル・レイヴンスクロフト、シンセサイザーのデヴィッド・ヴォーハウス、ベースのフランコ・クリスタルディらがクレジットされている。録音場所がAbbey Roadであることも含め、イタリア盤のポップ・ロック作品としてはかなり大きな制作体制になっている。

タイトル曲「Fragole infinite」については、フォルティス自身が後年、ビートルズの「Strawberry Fields Forever」を念頭に置いた作品だと語っている。さらに、Abbey Roadでレノンが使ったマイクを使ったというエピソードも伝えられている。収録曲「Neve」には、当時の恋人だったロッサーナ・カザーレが参加している点も見逃せない。

時代の文脈

フォルティスは1979年のデビュー作で注目を集めたイタリアのシンガーソングライターで、『Fragole infinite』はその流れの中で1982年に出た作品。1980年代初頭のイタリアのカンタウトーレ/ポップの動きのなかで、英国録音とオーケストラを導入したこのアルバムは、制作規模の面で一段大きい位置に置かれている。『アルバムはロマンティックな飛翔とリズム感のあいだで揺れる』と当時評されたこともあり、フォルティスの作風を示す作品として扱われている。

紹介文やレビューでは、タイトル曲のビートルズ的な空気感、「Neve」でのロッサーナ・カザーレとの掛け合いが印象点として挙げられている。柔らかなメロディと洗練されたアレンジの対比、英米的なポップ感覚との結びつきが語られてきたアルバムでもある。

補足

主要なチャート順位や売上の数字ははっきりした形では確認されていないが、1983年のチャート系リストに「Fragole infinite」の曲名が見える。とはいえ、この作品の中心はやはり、Abbey Roadでの録音、オーケストラを含む編成、そして「Fragole infinite」と「Neve」にまつわる具体的なエピソードにある。

トラックリスト

  1. A1 Fragole Infinite 3:14
  2. A2 Due File 3:40
  3. A3 Ti Diro' 3:41
  4. A4 Non Piu' Di Tanto 2:46
  5. A5 L'Uomo Grande 2:51
  6. A6 Galli 3:29
  7. B1 Angelo 3:02
  8. B2 Suzy Body 2:50
  9. B3 Dimmi Di No 3:21
  10. B4 Liquido Breve Per Bibo 4:17
  11. B5 Neve 3:42

動画プレイリスト

公開: 2026年10月
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