Creative Source - Creative Source (1973)
Creative Source 1973

Creative Source - Creative Source (1973)

Funk / Soul Funk Soul

Creative Source『Creative Source』

Creative Sourceが1973年にサセックスから発表したデビュー・アルバム。ロサンゼルスの男女5人組ソウル・グループとしてフィフス・ディメンションのロン・タウンソンに見出され、クラレンス・アヴァント主宰のレーベルから世に出た作品である。録音はデトロイトのG.M.スタジオで行われ、プロデュースはマイケル・ストークスが担当した。

制作背景・エピソード

本作最大のハイライトは、のちにアース・ウィンド&ファイアーが1975年の名盤『Gratitude』で取り上げて世界的大ヒットを記録する名曲「You Can't Hide Love」の初出オリジナルが収録されている点だ。作曲者のスキップ・スカーボローがグループの繊細なヴォーカル・アレンジを担当し、オーケストラ・アレンジにはモータウンの数々の名曲を支えたポール・ライザーが参加した。

もう一つの核が、レーベルメイトであるビル・ウィザースの「Who Is He And What Is He To You」のカバー。不穏なパーカッションと唸るワウ・ギターが渦巻く11分45秒の長尺サイケデリック・ファンクへと劇的に昇華させている。さらにステッペンウルフのロック・ナンバーをファンキーに仕立て直した「Magic Carpet Ride」など、選曲とアレンジの妙が冴え渡る。

時代の文脈

1970年代初頭のソウル・グループ作品として、男女混声のハーモニーとデトロイト直系のファンク・サウンドが同居した一枚。フィフス・ディメンションやロータリー・コネクションの流れを思わせる編成で、ニューソウル期の作品としても位置づけられている。録音地が西海岸ではなく東デトロイトのG.M.スタジオであることも、サウンドに骨太なタフネスを与えている。

サセックスはクラレンス・アヴァントが立ち上げたレーベルで、当時はビル・ウィザースやデニス・コフィーとも結びつきのある場所だった。『Creative Source』は、そのレーベルの中で発表されたグループ作として、初期サセックスのカタログを代表する一枚になっている。

後世への影響

「Who Is He And What Is He To You」は、デヴィッド・マンキューソ主宰の「The Loft」やニッキー・シアーノの「The Gallery」など、1970年代前半のニューヨーク・アンダーグラウンド・クラブにおいて絶大な支持を獲得し、初期ロフト/ガラージ・クラシックの象徴として定着した。11分超にわたってジワジワと高揚していく長尺グルーヴは、クラブ・カルチャーの原点といえる迫力を放っている。

「You Can't Hide Love」のオリジナルとしての至高の価値はもちろん、アルバム全体が90年代以降のレア・グルーヴやヒップホップ世代のDJ、トラックメイカーから愛され続ける名盤となった。米ビルボードのTop Soul LPs(R&Bアルバム)チャートでは21位を記録し、シングル「Who Is He And What Is He To You」も米R&Bシングル・チャートで21位のヒットを記録している。

トラックリスト

  1. A1 You Can't Hide Love 3:22
  2. A2 Let Me In Your Life 3:03
  3. A3 Lovesville 3:58
  4. A4 You're Too Good To Be True 3:30
  5. A5 Wild Flower 4:39
  6. B1 Magic Carpet Ride 3:10
  7. B2 Who Is He And What Is He To You 11:45
  8. B3 Oh Love 3:24

動画プレイリスト

公開: 2026年10月

このアーティストについて

Creative Source

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クリエイティヴ・ソース(Creative Source)は、1972年にカリフォルニア州ロサンゼルスで結成された男女混成5人組のソウル/ファンク・ボーカル・グル...

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