Fonográf - Útközben (1978)
Fonográf『Útközben』
1978年の『Útközben』は、ハンガリーのカントリー・ロック・バンド、Fonográfのアルバム。録音はMHV、発売はPepitaからで、LPにはハンガリー語・英語・ロシア語の歌詞やクレジットを収めた折りたたみ式のカード内袋が付属していた。ラベル表記では全11曲、A面19分15秒、B面18分57秒。盤面のクレジットには「MHV felvétel」「Made in Hungary ℗ 1978」とある。
制作背景
制作面では、プロデュースをJuhász István、録音と音響をDobó Ferencが担当した。演奏にはSzörényi Levente、Szörényi Szabolcs、János Bródy、László Tolcsvay、Móricz Mihály、Németh Oszkárが参加し、さらにホルン系や管楽器、ハープ、シンバルなどのゲストも加わっている。Bródyは後年の回想で、『Útközben』の録音時にレコード会社側から別件の仕事を優先するよう求められたと述べている。また作詞では、検閲を意識しながら、歌いやすく意味が通る言葉を探っていたとも語っている。
制作ノートとしては、Globus Nyomdaの表記もあり、ランアウトはスタンプが基本で、末尾の数字だけがエッチングという仕様だった。
時代の中での位置
Fonográfは1973年結成、1985年解散のハンガリーのバンドで、『Útközben』はその活動期の中でも1978年の作品として位置づけられる。後年の解説では、初期のカントリー/フォーク色から、よりロック寄りで一枚としてまとまった作品へ移っていく時期のアルバムとして紹介されている。1978年という年の空気の中で、ディスコの広がりと並行してバンド・サウンドも更新を迫られていた時期の作品として扱われている点も、紹介記事で触れられている。
収録曲では、冒頭の「1978」がnew wave的と評されており、アルバム全体についても、当時のディスコ感を受け止めつつ演奏で押し切る作品として語られている。あわせて「Mosolyod vigasztal」「Ez már így szokás」「Útközben」「Elvesztett illúziók」は、Fonográfの充実した瞬間に数えられる曲として挙げられている。
後年の再評価
再評価記事では、『Útközben』の魅力として、ロック性だけでなく、フォーク由来の旋律感や、ブラス、シンバルなどの音色が加わっている点も取り上げられている。別の紹介では、BródyがFonográf期について「権力のフィルターを通る言葉」を学ぶ時代だったと回想していることも紹介され、当時の制作環境と作詞の姿勢があわせて伝えられている。
今回確認できた範囲では、カバーやサンプリング、後続アーティストへの直接的な影響に関する具体的な記述は見当たらない。チャート順位や売上の数字も確認できていないが、後年の紹介では、Fonográfのディスコグラフィーの中でも重要な一枚として扱われている。
トラックリスト
- A1 1978
- A2 Király Nagy Ági
- A3 Mosolyod Vigasztal
- A4 Ez Már Így Szokás
- A5 Útközben
- B1 Elvesztett Illúziók
- B2 Menjünk Gyerekek
- B3 Hunyd Le A Szemed
- B4 Ha Szerelem Kell
- B5 Gondolj Néha Rám
動画プレイリスト
このアーティストについて
Fonográfは、1973年末に結成されたハンガリーのカントリー・ロック・バンドだ。活動期間は1985年までで、ロックを軸にしながら、ハンガリー民謡やカン...
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