Kool & The Gang - Music Is The Message (1972)
Kool & The Gang『Music Is The Message』
1972年にDe-Lite Recordsから出た『Music Is The Message』は、Kool & The Gangが初めて自分たちでプロデュースしたアルバム。ニューヨークのBell Sound Studiosで録音された。バンドは1964年、ニュージャージー州ジャージーシティの学校仲間7人が組んだジャズとソウルのインスト・グループJazziacsから始まった。ベースのロバート・“クール”・ベルの一家はセロニアス・モンクと同じニューヨークのアパートに住み、モンクはロバートの名付け親だった。1967年にクラブで司会者から「Kool & the Flames」と紹介されたが、マネージャーのジーン・レッドがジェームス・ブラウンのFamous Flamesと混同されると止め、Kool & the Gangに落ち着いた。レッドが興したDe-Liteと契約し、1971年のライヴ盤『Live at the Sex Machine』と『Live at PJ's』を最後に、レッドと円満に別れている。
制作背景・エピソード
編成は、デニス・“D.T.”・トーマスのアルト・サックスとフルート、ロナルド・ベルのテナー・サックスとアルト・フルート、ロバート・“スパイク”・ミケンズのトランペットとフリューゲルホルン、クレイデス・スミスのギター、リック・ウェストのピアノとARPシンセサイザー、ロバート・“クール”・ベルのベース、ジョージ・ブラウンのドラムに、ハープのAssunta Dell'Aquilaが加わったもの。B面の「Stop, Look & Listen」は、トム・ベルとリンダ・クリードの曲で、1971年にStylisticsがR&Bチャート6位を記録した「Stop, Look, Listen (To Your Heart)」のカバー。もう1曲の「Funky Granny」はバンドとジーン・レッドの共作クレジットになっている。
収録曲の中では「Love The Life You Live, Part I」がシングルとして出て、R&Bチャート31位、Hot 100では107位。アルバム自体はBillboardのソウル・アルバム・チャートで25位を記録した。
時代の文脈
1972年11月には、ストリングスを加えた『Good Times』も続き、ジャズ、ロック、インストが混ざる作品が続いた。こうした作品は批評家にとって分類しにくく、グループが望んだほどラジオでかからなかった。1973年春になるとディスコの広がりがバンドに影響し、ベルは新しいサウンドを「ずっとハードでファンキーでタイト」と表現している。それが「Jungle Boogie」「Funky Stuff」を生んだ1973年の『Wild and Peaceful』の大きな成功につながった。
後世への影響
グループの楽曲はWhoSampledで1900回近くサンプリングされており、ヒップホップに多くの素材を提供してきたバンドのひとつとされる。
批評面ではAllMusicが3つ星、The (New) Rolling Stone Album Guideが3.5つ星を付けている。
トラックリスト
- A1 Music Is The Message 5:45
- A2 Electric Frog (Part 1) 3:34
- A3 Electric Frog (Part 2) 3:02
- A4 Soul Vibrations 4:42
- B1 Love The Life You Live (Part 1) 3:01
- B2 Love The Life You Live (Part 2) 2:48
- B3 Stop, Look & Listen 3:29
- B4 Blowing With The Wind 2:32
- B5 Funky Granny 5:57
動画プレイリスト
このアーティストについて
Kool & The Gangは、アメリカ・ニュージャージー州で結成されたファンク/ソウル・グループだ。中心人物はベーシストのRobert “Kool” Bellで、兄...
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