George & Gwen McCrae - Together (1975)
George & Gwen McCrae『Together』
1975年にCat Recordsから発表されたGeorge & Gwen McCrae名義の『Together』は、実生活でも夫婦であったジョージ・マックレーとグウェン・マックレーによる唯一の連名デュエット・アルバムである。ジョージは1974年に「Rock Your Baby」で世界的なディスコ・メガヒットを放ち、グウェンも1975年に「Rockin' Chair」を大ヒットさせていた絶頂期の作品で、マイアミ・ソウル界のファースト・カップルとして最も注目を集めていたタイミングで形になった一枚だ。
制作背景と楽曲構成
本作には、二人の声の掛け合いが前面に出た充実の楽曲が並ぶ。オープニングの「I'll Do The Rockin'」はグウェンの代表曲に応答するかのような陽気なダンサーで、アルバム全体に弾みをつける。「Let's Dance, Dance, Dance」もディスコ前夜のフロアを沸かせる軽快なアップテンポ・ナンバーであり、対照的に「Winners Together Or Losers Apart」では互いの感情を交錯させる濃密なソウル・バラードを聴かせる。
サウンド面では、ヘンリー・ストーン率いるTKプロダクションのスタジオ隊が手掛けた、タイトに引き締まったリズムセクション、温かみのあるホーン、華やかなストリングスが二人のボーカルを鮮やかに際立たせている。Cat Recordsはヘンリー・ストーンが1971年に立ち上げたTK傘下のレーベルであり、まさにマイアミ・サウンドの黄金期を支えた制作陣の職人技が光る。
レア・グルーヴ/サンプリング・ソースとしての再評価
ダンス・トラックや甘美なバラードに加え、本作を語る上で欠かせないのが「Mechanical Body」と「The Rub」の2曲である。いずれも粘り気のある骨太なファンク・グルーヴを備えており、後年ヒップホップ界で再発見された。「Mechanical Body」はプロディジー(モブ・ディープ)に、「The Rub」はメソッド・マン&レッドマンらにサンプリングされるなど、DJやビートメイカーにとってのウォント盤としても高い人気を誇る。
作品の位置づけ
本作はリリース直後に二人が離婚したため、最初で最後の夫婦連名作となった。華やかなデュエット・アルバムという側面の裏に刻まれたほろ苦い結末も含め、『Together』は1970年代半ばのマイアミ・ソウルとTKサウンドの輝きを真空パックした、時代を象徴する名盤として語り継がれている。
トラックリスト
- A1 I'll Do The Rockin' 3:42
- A2 You And I Were Made For Each Other 3:08
- A3 Mechanical Body 3:01
- A4 I'm Comin' At You 3:12
- A5 Let's Dance, Dance, Dance 3:36
- B1 Winners Together Or Losers Apart 4:05
- B2 Home Sick, Love Sick 3:42
- B3 The Rub 3:36
- B4 Let Your Love Do The Talkin' 3:36
動画プレイリスト
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George & Gwen McCrae - I'll Do The Rockin' (1976 Vinyl)
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I'll Do the Rockin'
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Mechanical Body
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I'm Coming at You
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You and I Were Meant for Each Other
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Let's Dance Dance Dance
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Winners Together or Losers Apart
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Homesick Lovesick
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The Rub
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Let Your Love Do the Talking
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You Got to Know (2012 Remaster)
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Take This Love of Mine
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Every Time You Say Goodbye
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How I Feel
このアーティストについて
George McCrae(ジョージ・マクレー)は、1944年10月19日にアメリカ・フロリダ州ウェストパームビーチで生まれたソウル/ディスコ系のシンガーだ。Fun...
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