Piramis - 4 - A Nagy Buli (1979)
Piramis『4 - A Nagy Buli』
Piramisの『4 - A Nagy Buli』は、1979年9月23日にブダペストのBudai Ifjúsági Park(Ifipark)で収録されたライブ盤。ハンガリーの人気ハードロック・バンドとして活動していたPiramisの、1979年時点の勢いを記録した作品で、Pepitaから同年に発売された。後年の再発盤では、オリジナル盤で収録されなかった曲が補われ、作品全体の見え方も変わっている。
制作背景・エピソード
このライブは、1979年9月23日のBudai Ifjúsági Park公演をもとにしている。ドラマーのKöves Miklós(Pinyó)は後年のインタビューで、当時のライブ録音は機材面のリスクが大きく、テープを4トラックから3トラックへ、また戻すような作業もあったと振り返っている。録音の現場には、かなり手探りの要素があったようだ。
またPinyóは、この盤に入った曲の中には「Révész Sándor加入前」に書かれたものや、Gallai Péterの叙情性に合わせて作られた曲があるとも語っている。『4 - A Nagy Buli』では、「A fénylő piramisok árnyékában」でSom Lajosのベース・ソロが前面に出る場面もあり、演奏の見せ場がはっきりした構成になっている。
さらに、2024年にはMoiras Recordsが“ほぼ完全版”として2枚組再発を行った。オリジナル盤は16曲の演奏内容のうち半分しか収録されなかったが、再発では「Égni kell annak, aki gyújtani akar」「Túl nagyra nőttél」「A fénylő piramisok árnyékában」などが補われている。
時代の文脈
Piramisは1970年代後半のハンガリーで、最も人気の高いハードロック・バンドの一つだった。1970年代のロックが当時の文化政策にとって必ずしも歓迎されるジャンルではなかった中で、Piramisはすでに大衆的な支持を獲得しており、このライブ盤はバンド人気の頂点を記録したものとして扱われている。
作品の性格については、レコーダー誌のRévész Sándorインタビューで、1979年の『A nagy buli』は当時のコンサートの空気をよく記録した重要作とされている。Music Mediaは、短縮盤ながら「Fénylő piramisok árnyékában」のような曲で、ハードロックの枠内にありつつジャズロック的な境界に触れる瞬間があると評している。
後世への影響
明確に確認できる後年の動きとしては、2024年の“ほぼ完全版”再発が大きい。オリジナル盤で省かれていた楽曲が補われたことで、1979年の公演内容をより広く聴ける形になった。再発時に追加された曲としては、「Égni kell annak, aki gyújtani akar」「Túl nagyra nőttél」「A fénylő piramisok árnyékában」などが挙げられる。
特定アーティストによるカバーやサンプリングについては、今回確認できた範囲では記載がない。とはいえ、この作品はPiramisの代表的なライブ記録として、後年の再発を通じて見直されている。
チャート順位や売上数字は今回の確認範囲では出てこないが、1979年のブダペスト公演を収めたライブ盤として、Piramisの活動史の中で重要な位置にある一枚だ。
トラックリスト
- A1 Szabadnak Születtem
- A2 Őszintén Akarok Élni
- A3 Hív A Sötét
- A4 A Szerelem Ördöge Vagyok
- B1 Nincs Kegyelem
- B2 Ajándék
- B3 Csak Néhány Jó Szó
- B4 A Becsület
動画プレイリスト
このアーティストについて
Piramisは、ハンガリーのロック・バンドだ。ジャンルとしてはRock、Popが挙げられ、スタイル面ではPop RockやProg Rockの要素も持っている。長く活動...
Piramis のプロフィール・作品一覧Piramis の他のレビュー