IQ - Dominion (2025)
IQ『Dominion』
英国のプログレッシブ・ロック・バンド、IQが2025年3月28日に発表したスタジオ・アルバム。『Resistance』(2019年)以来、約6年ぶりの新作で、Giant Electric Peaのウェブストア限定、500枚限定のヴァイナルとして登場した。見開きゲートフォールド仕様で、黒いポリライン入りの内袋が付属する。
制作背景・エピソード
制作には、創設期からの中心人物であるPeter Nicholls(vocals)とMichael Holmes(guitar)に加え、Tim Esau(bass)、Paul Cook(drums)、Neil Durant(keyboards)が参加している。いずれもIQの現在のサウンドを支える布陣として知られるメンバーで、バンド主宰のGiant Electric Peaからの限定リリースという形でまとまった。カタログ番号はGEPV7024。
アルバムは全5曲、約53分の構成。中心曲として語られているのがA面を大きく占める「The Unknown Door」で、約23分に及ぶ長編。静かなピアノとNichollsのボーカルから始まり、Holmesのギターソロ、Durantのシンセサイザーやメロトロン的な音像、変拍子のリズムが展開を作ると評されている。続く「One Of Us」はアコースティックな小品として置かれ、B面には表題曲「No Dominion」、「Far From Here」、終曲「Never Land」が並ぶ。
時代の文脈
IQは1981年にサウサンプトンで結成され、マリリオンやペンドラゴンと並んで英国ネオ・プログの流れを支えてきたバンドとして知られる。『Dark Matter』(2004年)、『Frequency』(2009年)、『The Road of Bones』(2014年)、『Resistance』(2019年)と、21世紀以降もスタジオ作品を重ねてきたなかで、『Dominion』はその続きに置かれる作品になる。
プログレ専門メディアでは、『Prog Archives』や『The Progressive Aspect』が本作を「IQの近年の黄金期をさらに更新するマスターピース」として高く評価したとされる。限定500枚のアナログ盤は、発売直後からファンの間でプレミアム化したという。
作品の位置づけ
『Dominion』は、長編構成の「The Unknown Door」を軸に、全5曲を通してIQの持ち味が凝縮された作品として扱われている。40年以上活動を続けるバンドが、2020年代半ばにどのような形で新作を提示したかを示す一枚であり、Giant Electric Peaの限定盤としての性格もはっきりしている。
トラックリスト
- A1 The Unknown Door
- A2 One Of Us
- B1 No Dominion
- B2 Far From Here
- B3 Never Land
動画プレイリスト
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