IQ - Tales From The Lush Attic (1983)
IQ 1983

IQ - Tales From The Lush Attic (1983)

Rock Prog Rock

IQ『Tales From The Lush Attic』

IQの『Tales From The Lush Attic』は、1983年に登場した実質的なデビュー作で、のちに1984年盤として流通したUK盤のひとつ。前身バンドThe Lensの解体後に、マイク・ホームズとマーティン・オーフォードらが新しい編成で進めた作品で、ピーター・ニコルズの加入によってバンドの基本形が整った時期の記録でもある。IQの初期を語るうえで外せない一枚だ。

制作背景・エピソード

制作はロンドン北部のFlame Studiosで行われ、録音に4日、ミックスに1日が充てられた。短い制作期間ながら、LPの構成は片面にほぼ長編曲を置き、もう片面に短めの曲を配する形で組まれている。Louderの記事では、この作品が初期プログレの作法を意識した作りだったこと、そして短期間の録音にもかかわらずまとまりのある仕上がりになっている点が取り上げられている。

収録曲の中心にある長編は、アルバム全体の軸として扱われている。ここでは、長い展開を持つ曲と短い曲を組み合わせることで、作品としてのまとまりを作っている。制作の現場については、Louderがこの録音工程を具体的に伝えているほか、当時のバンドがライブ活動を重ねたうえで録音に入ったことも紹介されている。

時代の文脈

1983年の英国では、70年代のプログレッシブ・ロックの大きな波が過ぎたあとに、IQ、Pallas、Pendragon、Twelfth Nightといったバンドが注目を集め始めていた。『Tales From The Lush Attic』は、その流れの中で出てきた作品として位置づけられている。Louderは、80年代に蘇った英国プログレの代表例のひとつとしてこの作品を挙げている。

また、IQ自身のキャリアの中では、後続作『The Wake』の前段階にあたる重要な作品として見られている。DPRPの回顧記事でも、初期のバンド像を形作ったアルバムとして触れられている。商業的には大きなヒットには至らなかったが、シーンの中での存在感を示した時期の作品として扱われている。

評価のされ方

AllMusicは、この作品を時代の流れの中で登場しながらも十分に渡り合っていると評している。Louderは、長編組曲の緊張感と、短い録音期間からは想像しにくいまとまりのある仕上がりを強調している。サウンド面では、シンフォニックな展開、劇的な歌唱、キーボードとギターの応酬が聴きどころとして挙げられている。

盤の情報としては、今回のUK盤はThe Classic One Shoe Record Labelからのブラウン・スリーブ再発で、円形のIQロゴを使ったジャケットと歌詞インサート付き。オリジナル期の作品を、再発盤として手に取る形になっている。

トラックリスト

  1. A1 The Last Human Gateway 19:57
  2. A2 Through The Corridors 2:35
  3. B1 Awake And Nervous 7:45
  4. B2 My Baby Treats Me Right 'Cos I'm A Hard Lovin' Man All Night Long 1:45
  5. B3 The Enemy Smacks 13:49

動画プレイリスト

公開: 2026年10月

このアーティストについて

IQ

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IQ(アイキュー)は、1981年にイギリス・ハンプシャー州サウサンプトンで結成されたプログレッシブ・ロック・バンドである。1980年代初頭のイギリスで...

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