Kongas - Africanism (1977)
Kongas『Africanism』
フランスのグループ、Kongasが1977年に発表した『Africanism』は、Cerroneがプロデュースを担った2作目のアルバムです。CerroneはパーカッショニストとしてKongasに関わっていた人物で、のちにディスコの世界で大きな存在感を持つことになるRaymond Donnez(Don Ray)もこのグループに名を連ねています。録音はロンドンのTrident Studios、パリのFerber Studios、ミュンヘンのMusicland Studiosで行われました。
制作背景・エピソード
Kongasは、1970年代前半のフランスで結成されたグループで、Cerroneがクラブ・メッドの音楽監督を務めていた時期の出来事から動き出しています。サントロペの路上でドラムを叩いていたCerroneをEddy Barclayが見つけ、地元のクラブで演奏する流れになったことがきっかけだったとされます。そこへ、Cerroneが数週間前に知り合ったミュージシャンたちが加わり、その公演が成功したのち、一行はサントロペのクラブ「Papagayo」でひと夏を演奏して過ごし、最終的にBarclayのレーベルと契約しました。
初期のKongasは、プログレッシヴ・ロックとアフロ・ファンクを混ぜたサウンドで知られ、「Boom」が小ヒットになっています。ヨーロッパ、日本、アフリカをツアーし、1974年には『Afro Rock』をリリース。その後、Cerroneはディスコでのソロ活動へ向かいましたが、『Africanism』では再びCerroneが制作面に戻っています。A面は長いメドレーになっていて、表題曲「Africanism」とスペンサー・デイヴィス・グループの「Gimme Some Lovin'」がつながった構成です。クレジット上では「Africanism」がCerroneとDon Rayの作、「Gimme Some Lovin'」がWinwood兄弟とSpencer Davisの作とされています。レーベル表記には「A Cerrone Production」とあり、収録曲の一部はCerrone Music、A2はIsland publishingとなっています。
時代の文脈
Kongasの歩みの中では、Cerroneが離れた後にAlec Costandinosが中心的な作り手となり、1978年にはニューヨークのディスコ・レーベルSalsoulが、デビュー作『Afro Rock』の4曲をTom Moultonによりミックスし直した『Anikana-O』を出しています。Kongasについてよく知られている曲としては「Anikana-O」と「Kongas Fun」が挙げられ、編集盤にも収められてきました。
Qobuzのバイオグラフィーは、Kongasをプログレッシヴ・ロックとアフロ・ファンクを混ぜたグループと紹介し、『Africanism』の目玉としてA面のメドレーを挙げています。
後世への影響
2014年には、CerroneのレーベルPréférenceとBecause Musicから編集盤『The Best of Kongas』が発売され、「Africanism / Gimme Some Lovin'」も収録されました。この曲はCerrone自身の公式Bandcampでも、Cerroneの作品として配信されています。
トラックリスト
- A1 Africanism 6:30
- A2 Gimme Some Loving 8:50
- B1 Tatoo Woman 6:18
- B2 Dr. Doo-Dah 9:30
動画プレイリスト
このアーティストについて
Kongasは、1970年代初めにフランスで結成されたグループだ。メンバーにはRaymond Donnez(Don Ray)やMarc Cerrone(セローン)が名を連ねていて、の...
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