The Brothers Johnson - Blam!! (1978)
The Brothers Johnson『Blam!!』
1978年8月にA&M RecordsからリリースされたThe Brothers Johnsonの通算3作目となるスタジオ・アルバム。ジョージ・“ライトニン・リックス”・ジョンソン(ギター/ボーカル)とルイス・“サンダー・サムズ”・ジョンソン(ベース/ボーカル)の兄弟を軸に、巨匠Quincy Jonesがプロデュースを担当した彼らの黄金期を代表する名盤である。レコーディングとミキシングはBruce Swedienが手がけ、Jerry HeyとQuincyによる緻密なホーン・アレンジが全編に施されている。USオリジナル盤はゲートフォールド・スリーブ仕様で発売された。
制作背景と参加ミュージシャン
参加ミュージシャンには西海岸を代表する錚々たるトッププレイヤーが集結した。ドラムにHarvey Mason、キーボードにDavid FosterやRichard Tee、シンセサイザー・プログラミングにSteve Porcaro、ギターにLarry CarltonやSteve Khan、サックス・ソロにMichael Brecker、コーラスにPatti Austinらが参加。最高水準のスタジオ・ミュージシャンたちが鉄壁のアンサンブルを構築している。
アルバムの冒頭を飾る「Ain't We Funkin' Now」は、Quincy、Louis、Alex Weirらの共作によるファンク・アンセム。「Ride-O-Rocket」はモータウンの名ソングライター・デュオであるAshford & Simpson(ニック・アシュフォード&ヴァレリー・シンプソン)が楽曲を提供している。
時代の文脈
1978年はディスコ・ブームが世界中で絶頂を迎えていた時期にあたる。本作で確立されたQuincy Jones、Bruce Swedien、そしてLouis Johnsonという強力な制作陣のタッグは、翌1979年にリリースされ世界的な金字塔となるMichael Jackson『Off The Wall』へと直結しており、そのプロダクションの完成形を予告するマイルストーンとしても重要な位置を占める。
サウンドと後世への影響
サウンド面では、Louis JohnsonがMusic Man StingRayから放つ地を這うような重低音スラップベースと、Georgeの小気味よいカッティング・ギターが強烈なファンク・グルーヴを生み出し、それをQuincyの洗練されたブラス・セクションとストリングスが包み込む。ストリートの熱いファンクネスと都会的なAOR/ディスコの洗練が高次元で融合した、70年代後半ファンクの最高峰サウンドと評されている。
「Ain't We Funkin' Now」の中盤に入るドラムブレイクは、定番ブレイクビーツ集『Ultimate Breaks & Beats』に収録されたことで、Public Enemyの「Revolutionary Generation」をはじめ、N.W.A、Queen Latifah、DJ Shadowなど無数のヒップホップ/ダンス・ミュージックでサンプリングされ、不滅のクラシックとなった。アルバムは米Billboard Top Black Albumsで見事全米1位を獲得、Billboard 200でも最高7位を記録し、RIAAよりプラチナ・ディスク(100万枚突破)に認定された。
トラックリスト
- A1 Ain't We Funkin' Now 5:36
- A2 So Won't You Stay 3:20
- A3 Blam! 4:55
- B1 Rocket Countdown / Blastoff 0:51
- B2 Ride-O-Rocket 4:43
- B3 Mista' Cool 3:27
- B4 It's You Girl 3:32
- B5 Streetwave 5:09
動画プレイリスト
このアーティストについて
Brothers Johnsonは、アメリカ・ロサンゼルス出身のソウル/ファンク/ジャズ/ディスコ・バンドだ。中心メンバーは、ベーシストのルイス・ジョンソン...
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