Isaac Hayes - Tough Guys (Music From The Soundtrack Of The Paramount Release 'Three Tough Guys') (1974)
Isaac Hayes 1974

Isaac Hayes - Tough Guys (Music From The Soundtrack Of The Paramount Release 'Three Tough Guys') (1974)

Jazz Funk / Soul Stage & Screen Funk Soundtrack Soul-Jazz Score

Isaac Hayes『Tough Guys』

1974年にEnterpriseからリリースされた『Tough Guys』は、アイザック・ヘイズ(Isaac Hayes)が音楽を手掛けたアクション映画サウンドトラック・アルバム。パラマウント配給の映画『Three Tough Guys(邦題:スリー・タフ・ガイ)』のオリジナル・スコアを収録した作品である。スタックス傘下のEnterprise Records(ENS-7504)から発売され、ラッカー・カッティングは名手ラリー・ニックスが担当した。

制作背景・エピソード

本作は、ディノ・デ・ラウレンティス製作、ドゥッチョ・テッサリ監督による米伊合作のアクション映画『Three Tough Guys』(イタリア題:Uomini duri)のオリジナル・スコアとして制作された。映画にはアイザック・ヘイズ自身も主演の一人として出演し、リノ・ヴァンチュラやフレッド・ウィリアムソンとともに元警官リー・スティーヴンス役を熱演した。録音はメンフィスのスタックス・スタジオで行われ、ヘイズのレギュラー・グループであるザ・ムーヴメントと、メンフィスのホーン隊およびストリングス隊が参加している。

収録曲では、B面冒頭の「Hung Up On My Baby」が特に知られる。メロウで哀愁に満ちた6分超のインストゥルメンタルであり、後年ゲトー・ボーイズ(Geto Boys)の歴史的クラシック「Mind Playing Tricks on Me」(1991年)のメイン・ループとしてサンプリングされ、ヒップホップ史に燦然と輝く名ブレイクとなった。また疾走感あふれるファンク「Run Fay Run」は、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル Vol.1(Kill Bill: Vol. 1)』(2003年)の劇中で使用され、世界的な再注目を集めた。

時代の文脈

1971年の『黒いジャガー(Shaft)』でアカデミー歌曲賞を受賞し、ブラックスプロイテーション映画音楽のカリスマとなったヘイズは、同年の映画『トラック・ターナー(Truck Turner)』と並び、本作で主演と音楽の両面から絶頂期の才能を発揮した。カーティス・メイフィールドの『スーパーフライ』やマーヴィン・ゲイの『トラブル・マン』と並び、70年代シネマティック・ソウルの隆盛を象徴する一枚である。

米ビルボードではTop Soul LPsチャートで最高36位、Billboard 200で最高146位を記録している。

後世への影響

ワウワウ・ギターの刻みと重低音ベース、緊張感あふれるブラスが唸る「Title Theme」や「Randolph & Dearborn」のようなハードボイルド・ファンクから、「Hung Up On My Baby」の切なく美しいメロウ・グルーヴまで、ヘイズならではの映画的ダイナミズムが凝縮されたインストゥルメンタル・ソウルの傑作である。

トラックリスト

  1. A1 Title Theme 2:32
  2. A2 Randolph & Dearborn 4:24
  3. A3 The Red Rooster 4:04
  4. A4 Joe Bell 4:57
  5. B1 Hung Up On My Baby 6:15
  6. B2 Kidnapped 2:40
  7. B3 Run Fay Run 2:45
  8. B4 Buns O' Plenty 4:37
  9. B5 The End Theme 1:13

動画プレイリスト

公開: 2026年10月

このアーティストについて

Isaac Hayes

Isaac Hayes

Isaac Hayesは、アメリカ・テネシー州コヴington生まれのシンガー、キーボード奏者、プロデューサー、ソングライター、俳優だ。1942年8月20日生まれ、...

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