Pink Floyd - Relics (1971)
Pink Floyd 1971

Pink Floyd - Relics (1971)

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Pink Floyd『Relics』――初期作品をまとめた1971年のコンピレーション

Pink Floydの『Relics』は、1971年5月に発表されたコンピレーションで、初期シングル、アルバム曲、未発表曲「Biding My Time」をまとめた作品です。オリジナルは1971年のリリースで、ここにある日本盤はOdeon(OP-80261)から出たもの。黒盤で、見開きジャケット仕様です。

制作背景・エピソード

このアルバムは、当時のPink Floydの活発なツアー需要と、次作『Meddle』制作中の“つなぎ”として組まれたものです。公式サイトでは、初期シングルやアルバム曲に加えて、未発表曲「Biding My Time」を収録し、バンドの異なる時期を一望できる内容だと説明されています。

収録曲の中では、「The Nile Song」がよく話題に上がります。これはRoger Watersの作曲で、David Gilmourがシャウト気味のヴォーカルを担当した曲で、後に『More』にも収められました。Pink Floydの作品群の中でも異色の重さを持つ曲として知られています。

ジャケットはNick Masonの手描きによるもので、彼のデザイン面での仕事として語られています。演奏面だけでなく、作品の見た目にもバンドの手が入っているのが『Relics』の特徴です。

時代の文脈

『Relics』の収録内容は、Pink Floydの初期サイケデリック期をまとめて確認できる構成です。「Arnold Layne」「See Emily Play」といったシングル曲、「Interstellar Overdrive」のような実験色の強い曲、そして『More』由来の曲が並び、1967年から1970年頃までの変化が一枚に入っています。

AllMusicのAndy Kellmanは、これを「初期カタログへの良い入口」と評し、バンドの多様性を手早く把握できる作品として見ています。初期のシングル中心の曲と、のちの長尺・重厚な展開へ向かう曲が同居している点が、この編集盤の核になっています。

評価と反応

英国オフィシャル・チャートでは1971年8月7日付で初登場し、最高32位を記録、在位は5週でした。コンピレーションとしては堅実な成績で、当時の関心の高さも数字に出ています。

また、AllMusicでは「Bike」の遊び心、「Interstellar Overdrive」の催眠的なインスト、「The Nile Song」の強い重さという対比が指摘されています。曲ごとの表情の落差が大きく、初期Pink Floydの記録としてまとまった一枚です。

トラックリスト

  1. A1 Arnold Layne 2:52
  2. A2 Interstellar Overdrive 9:38
  3. A3 See Emily Play 2:54
  4. A4 Remember A Day 4:28
  5. A5 Paintbox 3:35
  6. B1 Julia Dream 2:35
  7. B2 Careful With That Axe, Eugene 7:45
  8. B3 Cirrus Minor 5:13
  9. B4 The Nile Song 3:23
  10. B5 Biding My Time 5:16
  11. B6 Bike 3:21

動画プレイリスト

公開: 2026年10月

このアーティストについて

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