Curtis Mayfield - Got To Find A Way (1974)
Curtis Mayfield 1974

Curtis Mayfield - Got To Find A Way (1974)

Funk / Soul Funk Soul

Curtis Mayfield『Got To Find A Way』

カーティス・メイフィールドが1974年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。同年5月の『Sweet Exorcist』に続き、1974年のうちに2枚目となる作品で、全曲の作曲とプロデュースを本人が担っている。シカゴのCurtom Studiosで録音され、エンジニアはRoger Anfinsen。Curtom盤として出たUSオリジナルには、10インチの歌詞インサートが付属していた。

制作背景・エピソード

演奏面では、ベースにJoseph "Lucky" Scott、コンガにHenry Gibson、ドラムにQuentin Joseph、リード・ギターとソロにGary R. Thompson、オルガン、キーボード、アレンジにRich Tufoが参加している。メイフィールドは全曲でヴォーカルとセカンド・ギターを担当。Aphoristic Album Reviewsでは、ScottとGibsonがそれ以前のソロ作からの継続参加で、Tufoのオルガンが新しい質感を加え、リード・ギターがThompsonに替わった点が挙げられている。

ジャケットのデザインと絵はWilliam S. Harvey、パッケージ・デザインはMilton Sincoff。レーベル面では、Curtomは当時Buddah Records配給下にあり、クレジットにも「Distributed by Buddah Records」と記されている。

時代の文脈

この時期のメイフィールドは、1972年の『Super Fly』で全米1位を記録したのち、映画音楽の仕事も多く手がけていた。1974年にはGladys Knight & the Pipsの『Claudine』、翌1975年にはThe Staple Singersの『Let’s Do It Again』と、Curtomで他アーティストの制作にも深く関わっていたタイミングにあたる。

『Sweet Exorcist』は全米39位、R&B2位だった一方で、Rolling StoneやRobert Christgauからは厳しい評価も受けていた。本作についてAphoristic Album Reviewsは、前作から「大きく持ち直した」作品と評している。チャート面では全米76位、R&Bアルバム・チャート17位。シングルは「Mother's Son」と、そのB面「Love Me (Right In The Pocket)」。

曲の聴きどころとして挙げられている点

同レビューでは、男女関係を主題にしながら、前作よりもタフでファンキーな方向に寄っており、ファンクが政治的な曲に出てくることの多いメイフィールドの作品群の中では珍しい、と述べられている。とくに「So You Don't Love Me」は、終盤でほかの楽器が抜けてシンセだけが立ち上がり、そこからバンドが戻って美しいクライマックスを迎えるバラードとして挙げられている。「Cannot Find A Way」は、エネルギッシュなファンクと洗練された楽器使いを『Super Fly』と同じやり方で組み合わせた曲とされ、「Ain't No Love Lost」はHenry Gibsonのパーカッションが引っ張る簡潔な締めくくりと評されている。

AllMusicのRon Wynnによる評価は3つ星。

トラックリスト

  1. A1 Love Me (Right In The Pocket) 7:20
  2. A2 So You Don't Love Me 5:50
  3. A3 A Prayer 4:06
  4. B1 Mother's Son 6:04
  5. B2 Cannot Find A Way 7:04
  6. B3 Ain't No Love Lost 3:27

動画プレイリスト

公開: 2026年10月

このアーティストについて

Curtis Mayfield

Curtis Mayfield

Curtis Mayfieldは、1942年6月3日にシカゴで生まれたアメリカのシンガー、ギタリスト、ソングライター、プロデューサーだ。ジャンルはFunk / Soulに分...

Curtis Mayfield のプロフィール・作品一覧

Curtis Mayfield の他のレビュー

Share
戻る

あわせて聴きたい "Funk"

toast